O'Bryan / The Gigolo - 煌びやかさと艶っぽさが交錯する80sアーバンFunkサウンド

O'Bryan / The Gigolo

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煌びやかさと艶っぽさが交錯する80sアーバンFunkサウンド。


20歳の才能が放った衝撃のデビュー・シングル

1981年、弱冠20歳そこそこの若き才能が放った鮮烈なデビュー・シングル、今回レコメンドするのは O'Bryan / The Gigolo です。のちに Lovelite で大ヒットを飛ばすO'Bryanですが、その原点にして既に完成形とも言えるのがこのThe Gigoloとなります。ちなみにUS盤12インチシングルはPromo盤だけのリリースで、コレクター心を強くくすぐる1枚です。デビュー作とは思えない完成度と圧倒的な存在感は、後に80年代を代表するSoulシンガーへと成長していくO'Bryanの才能を、この時点ですでに余すコトなく感じさせてくれます。


New WaveとFunkが融合した革新的サウンド

イントロから突き刺さるキーボードの鋭いメロディ…。そこに地を這うようなブッ太いシンセ・ベースが絡み、ハネ感のあるタイトなビートが重なった瞬間、フロアの空気が一変します。New WaveやRockのエッセンスを大胆に取り込みながら、芯には濃厚なファンクネスが宿る…。80年代初頭特有の煌びやかな質感と、どこか攻撃的なグルーヴが共存しているのが実に痛快なサウンドを演っています。時代の変化を敏感に捉えながらも、Black Musicならではの力強さを失わないバランス感覚は、この時代ならではの魅力と言えるでしょう。


圧倒的な表現力を誇るO'Bryanのヴォーカル

そして何よりも主役はO'Bryanのヴォーカルです。瑞々しく官能的なファルセットから、力強いシャウトへと自在に行き来する表現力…。甘く囁くようなバースからイッキにエネルギーを解放するサビへの流れは、思わず鳥ハダが立つほどです。リリックはタイトル通り Gigolo=女性を虜にするプレイボーイ像を描きつつも、単なる軽薄さではなく、自信と野心を纏った若者のセルフ・ポートレートのようにも聴こえますね。その若々しい勢いと自信に満ちた歌声こそ、この作品最大の魅力でしょう。


Don Corneliusが見抜いた非凡な才能

このThe Gigoloが特別なのは、その才能をいち早く見抜き全面バックアップしたのが、伝説的音楽番組 Soul Train の生みの親 Don Cornelius だったコトです。US Soul界の「顔」とも言える存在がココまで強力に関わった事実は、O'Bryanのポテンシャルの高さを物語っています。実際、Billboard R&BチャートではBest 5入りを果たし、クラブやラジオでもスマッシュヒットを記録。当時のダンスフロアでこのアッパーなグルーヴが鳴り響いていた光景が目に浮かびますね。


Promo盤だからこそ味わえる80sアーバンFunkの醍醐味

ブレイクで際立つベースの粘り、12インチシングルならではの音圧とダイナミクス。Promo盤のみという希少性も相まって、針を落とす前から期待値はマックスですね…。ですが、いざ再生すればその期待を軽々と超えてくるのがThe Gigoloのスゴみです。新人離れしたセルフ・プロデュース能力とマルチプレイヤーとしての力量が結実した、まさにマスターピースな1枚。80s アーバン Funkの源流を体感したいなら、この12インチはハズせないっ! 針を落とした瞬間、あの時代の熱気がフロアに蘇ります。

 

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